開発ストーリー:失敗から生まれたツール
「多めに買えば安心」が生んだ無駄
DIYを始めたばかりの頃、私はいつも必要以上に大きな木材や、多すぎる枚数を購入してしまっていました。「制作中に足りなくなったらどうしよう」という不安や、「余ってもまた別の機会に使えばいい」という安易な考えがあったからです。
しかし、実際にはどんぶり勘定での計算が仇となり、費用が余計にかさむだけでなく、余った木材の保管場所にも頭を抱えることになりました。次回のDIYでうまく使い回せるサイズなら良いのですが、中途半端な端材は使い道がなく、長期間保管した挙句に結局処分してしまうことも少なくありませんでした。
目測と手書き図面の限界
逆に、大まかな目測や雑な採寸で済ませてしまった時は、さらに悲惨でした。測ったつもりでも実際に組み立ててみると設置場所に収まらなかったり、カットの計算ミスで木材が寸足らずになったりと、ホームセンターと自宅を往復する羽目になったこともあります。また、手書きのメモのような図面では、ホームセンターの店員さんにカットの意図が正しく伝わらないトラブルも経験しました。
失敗しないための「正確な計算」を誰でも簡単に
「もっと簡単に、誰でも正確に木材の必要量がわかる方法はないか」。そんな思いから開発したのがこのツールです。 このアプリを使えば、単純な計算ミスを防げるだけでなく、自分でカットする際のイメージ補助や、店員さんへのスムーズな指示出しにも役立ちます。
過去の私と同じような失敗をせず、皆様がDIYを心から楽しめる手助けになれば幸いです。「使ってみて便利だった」「こんな機能が欲しい」などのご感想がありましたら、ぜひX(旧Twitter)のポストへリプライ等でお寄せください。
よくある質問 (Q&A)
- Q. このツールは無料ですか?会員登録は必要ですか?
- A. はい、すべての機能を無料でご利用いただけます。会員登録やアプリのインストールも不要で、ブラウザですぐに使えます。
- Q. 木材の「回転」には対応していますか?
- A. 現行バージョンでは、木目(繊維方向)を揃えることを前提としているため、部材の自動回転は行わない仕様になっています。長辺と短辺を入れ替えて入力することで手動での調整は可能です。
- Q. 作成したカット図を保存したいのですが。
- A. ブラウザの印刷機能(Ctrl+P / Command+P)を使って「PDFとして保存」を選択するか、スマートフォンのスクリーンショット機能をご利用ください。なお、入力した数値はブラウザ内に一時保存されるため、ページを再読み込みしても消えずに残ります。
- Q. ノコ刃の厚み(切り代)は変更できますか?
- A. はい、設定画面から任意のミリ数に変更可能です。一般的なホームセンターのパネルソーは3mm〜4mm程度が多いですが、正確を期す場合は利用する店舗へ事前に確認することをおすすめします。
失敗しない木材の選び方ガイド
板取り計算と同じくらい重要なのが「木材選び」です。用途に合わない木材を選ぶと、反りや強度不足の原因になります。ホームセンターでよく見かける代表的な木材の特徴をまとめました。
SPF材(ツーバイ材・ワンバイ材)
用途:棚、テーブルの脚、壁面収納(ディアウォール等)
北米産の針葉樹(スプルース・パイン・ファー)の総称です。非常に安価で加工しやすく、DIYで最もポピュラーな木材です。 ただし、水分を含みやすく「反り」や「ねじれ」が発生しやすいという欠点があります。購入する際は、床に置いて反りがないか目視で確認するのが鉄則です。
ラワン合板
用途:下地材、箱の裏板、見えない部分の補強
複数の薄い板を接着剤で張り合わせた板です。強度が安定しており、安価です。 表面がザラザラしており木目が粗いため、そのまま家具の表面に使うには不向きです。表面を綺麗に仕上げたい場合は、ヤスリがけや塗装を入念に行う必要があります。
シナ合板
用途:家具、棚板、引き出しの前板
ラワン合板の表面に「シナ」という木目の美しい木材を貼ったものです。 表面が非常に滑らかで手触りが良く、塗装映えもするため、家具作りや内装の仕上げによく使われます。ラワン合板より価格は少し高くなりますが、仕上がりの美しさは格別です。
MDF(中密度繊維板)
用途:スピーカー、小物入れ、塗装する家具
木材チップを繊維状にほぐして接着剤で固めたボードです。木目がないため方向性を気にせずカットでき、表面が均一で平滑です。 加工性は抜群ですが、「水に非常に弱い」という弱点があります。水回りでの使用は避け、湿気の多い場所では塗装による保護が必須です。